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2017/06/06
社長
イチローに見る「勇気」を読んで
『嫌われる勇気』という本が近年話題となっています。
アドラー心理学の解説書ということですが、「勇気の心理学」とも言われるそうです。
その著者がスポーツ雑誌「ナンバー」誌上でイチロー選手の行動や考え方をアドラー心理学に照らして解説そしていました。
そこではスポーツに見るアドラー心理学の用語として
#1.目的論
#2.課題の分離
#3.競争からの解放
#4.共同体感覚
の4つを挙げていました。
#1.目的論
過去や生まれ持った条件を勝てない原因とする態度は、課題から逃れる目的で持ち出されており、それに取り組む勇気を持てば過去や条件は関係なくなる。
イチロー選手がメジャー移籍する時、パワーやスタミナを不安視する声もありましたが、移籍後の活躍はみなさんご存知の通り。<大切なのは何が与えられているかではなく、与えられたものをどう使うかである>と書かれています。
#2.課題の分離
自身ではコントロールできない「他者の課題」と「自分の課題」を切り離す。自分のできることは自分を信じ、己の道を進むこと。
イチロー選手がマイアミ・マーリンズへの移籍会見で「これからも応援よろしくお願いします。とは僕は絶対に言いません。応援していただける選手であるために自分がやらなくはいけないことを続けていく。」と語りました。応援するかどうかはファンが決める事であり、自分ではどうすることもできない。自分にできる<応援されるような選手>であるための努力だけ。まさに「課題の分離」であると書かれています。
#3.競争からの解放
対戦相手は打倒すべき敵ではない。他者との比較が生むのは不健全な劣等感であり、理想の自分に対する健全な劣等感こそが向上心を生む種である。
イチロー選手は毎年の目標を「200安打」とし、他社との比較となる打率には関心を示さなかった。他者を水、「理想の自分」だけを見つめ、メジャー通算3000本安打を達成した。
#4.共同体感覚
自分の居場所を実感したいという根源的欲求、他社を仲間とし、仲間への貢献を自分の課題とする。
イチロー選手が3000本盆安打を記録したときの会見で「達成した瞬間にチームメイトやファンが喜んでくれた。数字よりも僕が何かすることで、僕以外の人たちが喜んでくれることが何よりも大事。」と語ったそうです。イチロー流の共同体感覚と言っています。
私なりの解釈と、つたない文章ではうまく伝えられませんが、日々の暮らしの中で何かの参考になればと、文藝春秋社の『ナンバー』より引用させていただきました。
代表取締役 稲垣和秀
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