ハウスオブハウス

2020/05/01

スタッフ

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方流れ

 

 

 

 

こんにちは。

日中の気温が20度を超える日が多くなってきて、お出かけ日和な季節になってきましたが、

コロナウィルスが流行しているのでお出かけする状況ではありませんね。

少しでも早く落ち着くのを祈るばかりです。

 

 

さて、突然ですが片流れ屋根のメリット・デメリットについてお話したいと思います。

日本の家で一般的に見られる屋根は、2つの面だけで構成された屋根の切妻屋根や、四方向に傾斜する屋根面を持つ寄棟屋根が多いのではないでしょうか。

それらの屋根とは異なり、シャープでスタイリッシュな印象を与えるのが片流れ屋根です。 その特徴は、一方向だけに勾配があること。 洋風テイストの住宅にマッチする点や、狭い敷地に立つ狭小住宅でもよく採用されている点も片流れ屋根の特徴です。

 

 

では、片流れ屋根にはどういったメリットがあるのでしょうか?

 

  • デザイン性。 マイホームをスタイリッシュに見せることができ、軒の出をなくすことで、箱型デザインの住宅にすることも可能です。 このようなデザインは外観のシンプルさが増すことから、片流れ屋根の人気が高まっています。

さらに、近年需要の多い金属屋根や、板金だけで構成された立平葺き(たてひらふき)屋根との相性の良さも、片流れ屋根の人気の一つかもしれません。

 

  • コストを抑える

片流れ屋根の構造はシンプルなため、建築コストを抑えることができます。 さらに、片流れ屋根は屋根の一面だけで雨や雪を受けるため、雨どいの取り付けが一方向だけで済みます。 将来的にメンテナンスやリフォームの際のコストを抑えるメリットもあります。

 

  • スペースの有効活用

建物の構造上、屋根がない反対側には高い位置に窓を設置することができ、たくさんの光を取り込めるため、室内が開放的になります。また、屋根の下の小屋根収納は、ロフトなどのスペースとして活用するのもひとつの手。

 

  • 太陽光発電の設置面積を多く確保できます。 屋根面積が多くなるため、太陽光の発電量をたくさん得ることができますので、エネルギーの活用においてもメリットがあります。近年は、エネルギーの有効活用を視野に入れたスマートハウスに注目が集まっています。 太陽光発電システムの効率アップを助ける片流れ屋根は、省エネの面でも一役買ってくれることでしょう。

 

次に、片流れ屋根のデメリットについてですが、

 

  • 壁面から雨漏りが発生するリスクがあります。 実際の雨漏り事例でも「片流れで軒の出がない箇所」が雨漏りトラブルの原因になったケースが多いようです。

 

  • 外壁の劣化

片流れ屋根では、片側の壁の面積が増えてしまいます。そのため、日差しや雨水が当たりやすくなってしまい、外壁の劣化が早まるリスクが高まります。

  • 屋根の劣化

雨水が屋根の上に残りやすいなどの理由から、屋根の劣化を早めてしまうリスクも。雨水の侵入対策はもちろんのこと、棟換気や透湿ルーフィングの使用など、片流れ屋根が持つデメリットへの対応についてもしっかり行いましょう。

 

  • 急勾配の角度も無視できません。 屋根を急勾配にすると、外壁面積が多くなったり、建物の高さが高くなるため、「耐風性が弱くなる」「施工コストが高くつく」「施工時に足場が必要になる」「メンテナンスコストが高くつく」といったデメリットにつながります。

 

 

屋根の形状は、住まいの外観の印象に大きく影響してきます。 おしゃれなデザインの屋根は目を引きますし、自慢のマイホームづくりに欠かせない部分でもあります。 片流れ屋根が持つデザイン性はもちろんですが、メリットとデメリットを理解したうえで、片流れ屋根を候補に加えてみてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

written by Suzuki

 

 

 

 

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